能登地震の発生確率は「0.1〜3.0%」でした。
南海トラフの発生確率の70〜80%と比べてみると対照的です。

まず起きないと考えてもおかしくはない確率です。ところが発災しました。

===地震の原因===

能登半島地震を引き起こしたのは半島の南西側から北東の佐渡島方向に延びる
複数の長さ約150キロに及ぶ断層と考えられています。

活断層マップを見ると、このような活断層は日本全体どこにでもあります。
つまり日本中どこに住んでいても地震が起きるという覚悟が必要です。

地震から自分と家族の命を守るのは、行政でも消防でもボランティアでもありません。
一人ひとりが考えて行動することが求められます。

===まずは耐震診断===

最初に行うべきは自宅の耐震診断です。簡単に簡易耐震診断ができる方法があります。
インターネットで「我が家の耐震診断」と検索してみてください。

または、お住まいの自治体で「我が家の耐震診断」と尋ねるとどこの自治体も準備しています。

「我が家の耐震診断」のポイントは、いくつかあります。
①いつ頃建築されたか、②増改築をしたか、③壁のバランスがとれているか、④屋根の材質、⑤基礎
などの10項目です。10の質問に一つでも当てはまれば、専門家の診断が必要です。

===耐震補強をためらわないでください===

こんなに地震が頻発しているのに耐震補強をしない方が多いのです。
「今までも大丈夫だったから、これからも大丈夫だろう」と誰もが考えてしまうからです。

心理学では現状維持バイアスに陥っているといいます。変化を避け現状維持を選ぶことを指します。
バイアスは誰しもが持っている心理です。

しかし大切な人の命を守るためには、そこから一歩踏み出す行動が必要です。
「耐震補強には、多額の費用がかかる」と心配されますが、補助金もあります。

何年か毎に買い替えている車を少し長く使うことで解決します。
迷っているときは、家族の誰かが「命よりも高いものはないよ」と声を掛けると動き出します。

これを心理学ではナッジ(肘で突っつく)といいます。
耐震補強していればもう少し被害が小さくてすんだと思われます。

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建物の保険申請をサポートする専門家です。
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昨今、火災保険(自然災害)で「詐欺や不正請求」の事例が多発しています。
また保険会社では、経年劣化によるとして、保険金を低く査定しようとするなど混乱が続いています。

これら混乱の原因は、「被害金額が、正確に算定されている」かどうかです。
そこで必要なのは第三者機関による査定です。

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