賃貸住宅は供給過多となっています。さらに加えて人口減少で空室は、今後も増え続けます。空室が増えると賃貸経営の持続は難しくなります。サブリース事業も同様です。
サブリース事業者は、空室が増えると借上げ賃料の減額請求をしてきます。それでもなお空室が減らないと契約解除請求になると考えられます。現在の借地借家法では、賃貸人からの契約解除には「正当事由」が必要ですが、賃借人からは一定の期間の告知だけで契約解除できます。
===賃貸人とサブリース事業者の格差解消===
これらの問題の本質は、企業規模の大きなサブリース事業者と、相続対策などの目的でアパートを建てたオーナーとはその知識・経験・資金力に大きな格差があることです。
この格差解消のためには、賃貸経営に携わる管理会社・不動産会社の皆さんが、今一度基礎知識を学び、オーナーの皆さんにアドバイスすることで、「オーナー」だけではなく「入居者」「不動産会社」「そしてサブリース会社」が、WIN&WINの関係を築くことができます。
===まずは賃貸経営の基礎を学ぶ===
まずは、「長期経営計画」を作成するために会計の知識を学びます。
次にデューデリジェンスの3つの調査「物理的調査(土地調査・建物調査・環境調査)」「法的調査(権利関係)」「経済的調査(市場調査・経営指標)」を行うために、建物や法律とともにマーケティングも学びます。
「長期経営計画」と「デューデリジェンス」があれば、危機と思われる事態にあっても、賃貸経営の持続化対策が可能となります。
===どのように学ぶか===
それぞれをすべてを一から学ぶのは、時間もかかります。そこでNPO法人日本住宅性能検査協会では、「賃貸住宅の経営持続化のために」として、従来のサブリース建物取引主任講座を充実させました。内容は「会計と税務の基礎」「建物の基礎知識」「災害に強い建物」「長期修繕計画と長期経営計画作成方法」「法律の基礎」「市場調査」などの基礎です。約10時間を、WEBで学ぶことが出来ます。
詳しくは、NBC日本橋ビジネス資格教育センターのホームページをご覧ください。